昨日たまたまテレビで今CMがじゃんじゃん流れてる「花のあと」の原作者である藤沢周平の「山桜」という映画を見た。

「花のあと」もラブストーリー系時代劇のようだが、昨日見た「山桜」もラブストーリーだったがこれがまた、、、凄くよかった。

一番驚いたのは、ラブストーリーにも関わらず、なんと主役の男女(東山紀之、田中麗奈)が冒頭の方で一度言葉を交わした後、一切顔をあわせないままラストを向かえ、更に会わないまま終わる。

出会いから始まって親密になってすったもんだあった挙句最後は結ばれるという定番(それはそれでもちろんいいんだけど)とは全然違い、斬新。

でも完璧にラブストーリーだし、最後すごく晴れやかな気分。こんなのは初めて見た。他にもそういう映画はあるのかもしれないがモリモトは初めてだった。いやーすごい。

「山桜」の原作は読んだことがなかったが、公式サイトに載っている作者の親族の言葉によると、わずか20ページ程の短編だそうで、それを2時間の映画にして最後まで飽きさせないというのもすばらしい。
主演の二人の演技が見事です。

藤沢作品はハズレがないっす。。


山桜公式サイト
http://www.yamazakura-movie.com/