むずかしいことも
むずかしくないことも
むずかしくなかったことも

わかりたくないことも
わからないものも
わからないことも

それが必要かと摂取し
またその時点で表現し
その方位を思想し

おおくの言葉をややゆっくり寝かすように
彼がゆだねたかったものは
そこにはすでにあって

それでも自らの罪と
そうして奥に
沈んだものは


『 わかりやすい 』それも
求められるこたえが決まっているかのようで
『 わからないもの  』それに、
幾つかの糸がなお伝えたいうたをうたいつづけて

けれどもそれは
そのひとの一瞬にとり、また今後、
そしていまにとり、

『 わかりやすい 』もの、
その当の心主のやすらかなものであることを



























朗読
u-san to ohana