以前、取り上げたことがありましたが、芝浦工大の米村俊一教授と作家の中村航さんがつくっている「ものがたりソフト」というものがあります。
他にもシナリオ作成支援ソフトがいろいろとありますが、まだ実用に耐えるヒットソフトはありません。一般的には、キャラクター設定、場面ごとの分割、あらすじなどプロットを構築してシナリオや物語りを創る作業を支援します。
プロットという単語はプロトタイプと同じ語源ですね…
私が考えているのは議論(対話)支援ソフトであり、論理構築ソフトですから、こうした支援ソフトと似たものだと思っています。
似たようなシステムはアニメにもあり、こちらのイラスト作成支援ソフトには既に定番となっているソフトがあります。(PAINTPro)
アニメを書く技術や才能がなくても定規が出てきたり3Dモデリングを使ったりしてアニメが書ける…わけです。
ということは、議員じゃなくても上手に議論できるソフトとか、議員じゃなくても意見陳述できるソフトとか、クラウドや人工知能といった技術を使えば可能になるはず。
そんなことを考えていると、議論にせよ、物語りにせよ、シナリオやプロットやアイデアや作詩にせよ、結局は言葉の繋がりなわけで、論考の繋がりでしかありません。
結局は、アイデアプロセッサの延長線上に全ては在るわけです。
で…、今日は脚本家の映画を観てみることにしました。
映画「Re:LIFE リライフ」
大丈夫、人生のシナリオはいつだって書き直せるーー
この映画では、みんなが自分の人生や生き方をシナリオに重ね合わせながら生きています。
昔の映画のフレーズが出てきたり…
オタクが映画の世界から出て来れなかったり。。。
自分には無いものをシナリオの中に投影したり・・・
シナリオを書いたり、文章を書いたりすると、そこには自分が投影されていきます。
今日は、マインドマップの中の「構造」を組み換えてみました。
この世はプロットやシナリオや作詩で動いている…
私たちは毎日毎日、自分のシナリオを創りだし、そのシナリオを生きている…
私が創ろうとしていることも、プロットで描くことができますし、シナリオ化もできます。
そして、それはプログラミングやアルゴリズムでもある…
つまり、私たちが、生きていき、シナリオを書き、ブログや日記に書いていく「想い」こそが、この世の中が動いていく深層になっているわけで、その見えない影の部分を集積して叡智として構築すれば、私たちは人工知能とは違った知恵の技術を獲得できるはず…
だから、そのプラットフォームをプロットしてみたらいい…
祖型となっている繋がりのパターンを例文とする。
例えば、組織、男女、闘争など。
その各自が描くプロットやシナリオを互いに「よしあし分析」してPDCAサイクルを廻していく…
そんなソフトを作れたらと思いますし、おそらく誰かが間もなく創り出すでしょう。
それが人工知能と同時に進んでいく必然のように思います。
<参考になるサイト>
論理アシスト、議論アシスト
http://www.ashisuto.co.jp/seminar/report/detail/1199219_3657.html