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日本人は決めたことを改善しようとはせず既定路線を突き進むようにおもう。


私などは日本の国防にヘリ空母やイージス艦は要らないと思うし、オスプレイや水陸両用車なんかは尚更だ。


先週の水害では自衛隊と自衛隊のヘリ(ブラックホーク)が活躍した。しかし、あの作業はオスプレイではできない。オスプレイではホバリングの際に風圧が強すぎで救助や降下には適していないのだ。オスプレイは降下できる場所も限られる。アメリカでは地面の土を巻き上げてエンジンが土砂を吸い込んでしまったために墜落事故が起きていた。したがって、御嶽山のような火山地帯での救助や傾斜地での救助にも使えない。


このようにオスプレイは役に立たないから、イスラエルもオスプレイの導入を見送った。


なのに、日本は1機あたり210億円という法外な値段で導入する。オスプレイなんかより既存の大型ヘリの方が輸送できる人員は倍近く多いし装甲車なども輸送できる。日本国内を防衛するのであればオスプレイのような航続距離は必要ないし、費用対効果を考えれば、イスラエルのような判断が当然。


安倍政権が尖閣などの離島防衛のために導入を決定した水陸両用車(AAV7)もそうだ。


日本の離島にはAAV7が上陸するのに適した砂浜がどれだけあるというのか…。それに、離島に上陸したにせよ、離島に走り回るだけの平地がどれだけあろうか…。水陸両用車よりも離島の岩場や岸壁に接岸して揚陸できる日本に適した遊漁船型の上陸用舟艇の方が役立つはずだ。旧式で時速13kmでしか航行できず揚陸できる場所が砂浜に限られてしまうAAV7が日本の離島防衛に役立つはずがない。


オスプレイもAAV7も安全保障の対価として米国へ「金」を支払っているだけだろう。


だいたい、日本の離島を護ろうというのであれば、ベトナムを見習うべきだ。


ベトナムは南沙諸島を我が物にするため、中国より先に南沙諸島に住民を住まわせている。そして、南沙諸島に移住した住民には給料を支給しているのだ。軍備増強したり同盟強化したりする前に、先ずは住民を住まわせることこそが国防であり領土保全だと言える。


日本はベトナムのように住民が国境の島々で暮らしていくことができるよう配慮しているだろうか?


日本は離島だけではなく地方の町村も過疎に向かっており無人化しつつある。


ウクライナのクリミア半島のように、ロシア系住民が増えた結果、ロシアに併合されてしまうような事態が日本でも起こらないとは限らない。北方領土もロシア人が定住してしまい、もう日本の領土に戻ることはないのだ。


このようにベトナムやロシアから学ぶべきことは多い。


費用対効果が低い高額兵器を米国のために購入するより、高額で維持費も高いヘリ空母や揚陸輸送艦を建造するより、先ずは国防すべき地域に住民と自衛隊員を配置すべきだろう。ベトナムはそうやって国防している。





これまで中国が日本に侵攻したのは元寇だけだった。それに元寇はモンゴル族がやったこと。


ソ連は日本の領域だった満州国と北方領土に侵攻した。


対して、日本は、秀吉の朝鮮出兵、西郷の征韓論、維新直後の台湾出兵、朝鮮併合、中国侵攻など元々海外派兵ばかりやってきた…。


なぜ日本人は海外派兵が好きなのか?



武士道


これから再び積極的平和主義と称して海外派兵への道を開こうとしている今、私たち日本人の武士魂は好戦的になりやすいことに想いを馳せるべきだとおもう。


安保法制を考える時、「武闘」や「戦さ」のクオリアが活性化してはいないだろうか…


ウサギ