6年3か月 | ~ いつかくる ボクのいない世界 ~

 

 

 

 

 

6年3か月・・

 

なぜか最近、その響きに胸が震えた瞬間がありました

 

麻央さんが亡くなられた後かな...

 

" 残されたものは何をしたらいいんだろう "

 

3.11のあとによく考えさせられた言葉

 

6年以上の月日が昨日のことのように思い出されて

 

希望も抱ける反面、恐怖も感じてしまう・・

 

自分が今こうしているのは " 運命 " なんて呼ばれるものなんだろうか?

 

なぜ自分は今、当たり前のように生きてるんだろう?

 

近くて、とても遠い東日本大震災

 

あれほど近いところにあったのに、いつ頃から遠ざかってしまったんだろう

 

けれど、今も当時の映像を見ると涙しそうになる自分がいる

 

忘れたくない、遠くへやりたくない

 

そう感じていながらも、一日一日、遠のいていく記憶・・

 

なんだったんだろう、3.11。

 

衝撃が波紋のように消えていくようで・・

 

" がんばろう! " だけじゃ、がんばれなくて

 

" 忘れない " だけじゃ、忘れられずにはいられなくて。

 

 

 

残されたものにも新たな命が繋がれていく

 

6年が経って、当時を知らない小さな子が無邪気に遊んでいる光景を見ると

 

歴史とは何なんだろうと思わされます

 

「 こういう大きな震災があってね。」 と伝えたところで、どう感じるんだろう

 

自分が小さい頃から聞かされている災害も、戦争も遠い過去の他人事で

 

今あるものでさえ、小さな星の端と端の出来事

 

残されたものは何をどう伝えればいいんだろう・・。

 

 

 

うまく生きることばかりに目がくらみ

 

他人の視線ばかりが自分をつつき

 

自分らしく生きられない不満を誰かのせいにして

 

逃げたくなる不安はまたひとつ今を遠ざけて

 

 

生きると誓った

 

生かされてると知った

 

あの怖くて、悲しくて、苦しくて、豊かな日々は

 

今の私たちに何を残したんだろう

 

 

無力な私たちにできること・・

 

 

失敗してからでも遅くはないだろう

 

後悔はより良いものをくれる

 

会いたいほどに会えなくなる現実に

 

話したいと思った時にその人はもうそこにはいない

 

夢の中だけでも会いたいと願う気持ち

 

失って傷ついて光る真価に

 

手の届かない現実

 

その都度紡いでいくボロボロのこころ

 

不完全な美しさで何かを愛して傷つけていく

 

完璧じゃないから、またこうして行き場のないものに暮れる

 

 

危ないことをする子どもに、強い声で怒鳴る母親

 

親の心を確かめようとして、子どもに傷ついてほしくなくて

 

一生懸命に愛し合ってる親子

 

 

一生懸命に愛しているからこそ気付けない

 

一生懸命に伝えようとしているからこそ伝わらない

 

一生懸命にがんばろうとしているからこそ報われない

 

そんなこともきっとあるはず

 

 

産まれたばかりの遠い記憶のように

 

目の前の不安よりも、遠くて近いどこかで

 

光ってる何かがきっとある...

 

 

いつでも、子どもが希望であるように

 

先の見えない未来に怯えるよりも

 

たった今、子どもたちが笑っていてくれたら

 

それが確かな未来

 

 

 

何ができるかはずっと分からないままかもしれないけれど

 

6年という月日が経って、この月日というものがこれから先

 

もっと私たちに重くのしかかるかもしれないけれど

 

いのちある限り今こうして起こせるアクション

 

限界を知って、無力を知って、無知を知って、ようやくはじまる何か・・

 

一生懸命に生きることはきっと自分を裏切らない

 

正しいことなんてどこにもないから

 

自分とも他人とも、あーだこーだ言い合って探り合っていく未来

 

何か常に変えたいと願う気持ちと

 

大切なものがそばにいてくれる嬉しい気持ちと

 

守りたいものと

 

愛するものと

 

今を生きるこのいのちとともに・・

 

 

 

 

 

 

 

2017年1月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございました しろくま



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