想い出のドラマ 2019-麗姫と始皇帝 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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〔韓国・中国ドラマ部門〕

麗姫と始皇帝 ~月下の誓い~
この4月から放送元のサンテレビの方針が変化したみたいで、
それまでの韓国ドラマが中国ドラマに切り替わった第1弾。

中国のドラマ事情に関しては、作品、俳優さん、
まったく知識の無い状態での視聴開始となりましたが・・・、
 
学生時代、中国史、それも、この始皇帝が登場する
戦国・六国時代を専攻している友人がいまして、
やたら熱く語るもんだから、こっちまで影響受けちゃいまして。
 
 
一通り、それなりの知識があるもんだから、オープニングの3人目、
イケメンの「荊軻」が登場したところでオチが見えちゃいました。
だってね~、彼は、超有名人ですから、これはもう仕方ない。
 
それに、オチよりも重要なのは、その過程ですよね。
物語の中に生きる、登場人物達の生命感、躍動感が大切じゃないかと。
 
自分だけ安全な場所に居ながら刺客を送り込む:丹太子。
秦の将軍にも関わらず『首』というアイテムに変貌する:樊於期。
ドラマでは語られない、後年の出来事としては、、、

結局のところ、反乱を起こす丞相:昌平君。
荊軻の死後、この友人の敵討ちに乗り出す剣豪:高漸離。
始皇帝の死後、16人の公子を皆殺しにして二世皇帝を操る:趙高。
出世欲が仇となり、趙高の謀略によって処刑される文官:李斯。
 
皆、好き勝手に、やりたい放題なわけですが・・・、
 
 
心の中にある主観的正義を支柱にして、懸命に生きた人達。
このバラバラに動く人物達の生き様を、
彼らとは異なる『侠』の概念を持つ公孫麗の眼を通して、
垣間見ることになります。
 
公孫羽、蓋聶、田光、とにかくジジイどもが魅力的!
絶えず、かすかな音量で聴こえてくる音楽もイイ感じ。
ストーリが緩和状態に入ると、アクション・シーンがやって来る、
この緊張と緩和のバランス感覚も絶妙。
 
麗姫役のディリラバの第一印象は、ホントに中国の人?
~と、彼女の目鼻立ちに、多少、違和感をおぼえましたが、
見慣れてくると、豪華なセットや衣装にマッチしていて、
あまり、気にならなくなったかな。
 
 
第19話「剣舞」のラスト、麗姫の衣装デザイン、
割れるクス玉のアイデア、舞い落ちる花びらと落ちてくる剣、
嬴政に走り寄る麗姫、迫る衛兵、
 
スローモーションの使い方や、その美しさは、
まさに、芸術的領域でした。
 
敏夫人、楚夫人など、可愛らしい女性達の戦いも見どころ。
ちなみに、おいらがマジで恐ろしいと感じた女性は・・・、
清児でした。(*´з`)チュッ
2019年4月4日---6月12日★★★★★