官兵衛立志伝:日輪の章 №96 仕官・塙 団右衛門 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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>こたびは、突然の訪問失礼いたします。
>拙者は塙団右衛門と申す者。




>今は、浪人の身の上ではござるが
>天下に名高い黒田殿に仕えたく
>清洲の町より、罷り越しました。


※塙団右衛門(ばん・だんえもん)メモ
織田信長や羽柴秀吉に仕える。酒乱という悪癖があり重用されなかった。
後に加藤嘉明の家臣として仕え、鉄砲大将として活躍。
嘉明と共に朝鮮出兵にも参加。
しかし関ヶ原の戦いのとき、鉄砲大将を任されながら、
隊を置いて槍を持って突撃、
この軍令違反により嘉明と対立。加藤家を去る。
大坂冬の陣に豊臣方として参加。
大野治房の元で本町橋の夜襲戦において名を揚げる。
しかし、翌年の大坂夏の陣では大将に任じられたものの、
緒戦の浅野長晟攻め「樫井の戦い」にて、一番槍の功名を狙い、
先陣の岡部則綱と競い合って突出、
治房本隊や和泉国の一揆勢との連携が取れないまま、
奮戦するも矢を受け落馬、背後から槍を突かれて討ち死にする。



>武芸には自信がございます。
>足軽組頭として
>家臣に加えてはいただけませんか?




おお、わしも武芸に秀でた者を召抱えたかったのだ。
是非とも、我が配下に加わってくれ!




>おお、この塙、まことに恐悦至極・・・
>これより小寺家のため忠勤に励みまする。


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