軍師官兵衛:第16回 上月城の守り 第2幕 | ♪ DEAR MY LIFE ♪

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安土、信長屋敷。1578年(天正六年)三月、
 越後の上杉謙信が春日山城で急死した為、
 柴田勝家が信長のもとに帰陣していた。
「能」を鑑賞する信長、お濃、明智、柴田、佐久間、
 丹羽、滝川、信忠ら重臣達。
勝家の労をねぎらう、お濃
 上洛の兵をあげる直前に亡くなった謙信。
 信長の天運の強さを称賛する明智

天下布武を掲げて十年、信長はここで、
 全ての官位を辞することを発表する。
隠居するのかと勘違いする重臣達だったが、
 信長は「ただの織田信長に戻るだけだ」と答える。
朝廷の不興をかうと恐れる光秀だったが、
「朝廷を庇護しているのは、この信長である」という、
 その言葉の重さに驚愕する重臣たち。



>天正六年四月、信長は、右大臣、
>右近衛大将(うこんえのだいしょう)など、
>すべての官位官職を辞任した。(ナレーション)


播磨では、西の上月城に毛利の大軍が迫っていた。
総勢五万という石田佐吉の報告に、
 読みが外れたことを悟る官兵衛は、その責任を感じ、
 自分が上月に行き、策によって時間稼ぎすることを申し出る。
同時に、信長に援軍を頼みに行くことにする秀吉



城の窓から毛利の軍勢を見守る官兵衛尼子勝久
 宇喜多の馬印が無いことから、
 毛利も一つにまとまっていない事を見破る善助官兵衛
宇喜多直家(うきた・なおいえ)の言葉を思いだしている官兵衛

その頃、宇喜多の居城=岡山城では直家が仮病で寝込んでいた。
お鮮が薬を持って直家のもとに登場。
 誰もいない事を確かめると、お鮮を抱きしめる直家



毛利本陣では、病床にある直家の名代として参陣した、
 宇喜多忠家(うきた・ただいえ)に、吉川元春が怒っていた。
嘘だと決めつける元春に、来たからには、
 すぐに裏切ることはない説く隆景
 宇喜多の動向に備え、陣立てを変更する毛利軍。
頭を抱える元春のもとへ、上月城を逃げ出した九郎右衛門が、
 城内へ手引きすると道案内を申し出る。



深夜、開門する城。毛利勢は九郎右衛門に導かれ、
 城内へと忍び込むが、しかしそれは官兵衛の策だった。
さらなる策がありはしないか?と思わせておき、
 官兵衛は書写山にもどり、援軍の手配にむかう。

自分の手柄になるわけでもない戦いに出てきた村重は、
 一人、手酌で酒を飲んでいた。
そこへ秀吉があらわれ、朋輩と思っている村重と、
 腹を割って語り合いたい~と言うが、村重の表情は固く、
 上様のお下知のまま動くのみと答え早々に退座してしまう。



>信長は、援軍を求める秀吉に対し、信忠を大将とする、
>丹羽、明智らの三万の軍勢を播磨に遣わした。(ナレーション)


尼子勢の救出の為、上月への進軍を求める秀吉
 三木城への攻撃が妥当とする信忠、滝川、佐久間
 それに同調する村重、そして丹羽
上月を囲む毛利の大軍を打ち破ってこそ、裏切った者達へ、
 織田の強さを見せつけることができる~と説く官兵衛
 三木か上月か?選択を迫られる信忠だったが、
 結局、秀吉と村重を上月へ、残りは三木へ~と命じる。



上月城では、長期戦に備え兵糧を確認させながら、
 飯を減らす決心をする尼子勝久。官兵衛を信じる山中鹿介
 しかし、高倉山に陣を構えた援軍は、総勢一万のみという報告を受け、
 がっかりする二人。

高倉山秀吉本陣、五万対一万という戦力差に、
 どう動くこともできない秀吉

▼軍師官兵衛:第16回 上月城の守り 第3幕