アライグマが消えた家 -23ページ目

理を知る。

今年になって 暫く歌わなくなって

毎日毎日 1つ理を考えるのを繰り返した

それが絶望だったり 希望だったり 平行線であったり

核心に近づいたと思った翌日には何に気付いたのかも忘れてしまったり

ちなみに今日は

輪廻について考えていたのだが
産まれながらにして ただ一度の喜びもなく 絶する苦痛だけで刹那に終わる命もあれば
自分の意志もなく誰かの作った幸福で息も出来ない命もあるのだ

この運命の分岐は何で選別されているのか?

答えは魂の浄化である

転生の度に試練を与え前進と後退を繰り返すのだ

さしずめ僕は多少の難はあれど普通に生きているのだから 今世は幸せなのだろう
さぞ前世で罪をうけたか
はたまた誘惑に打ち勝ち魂のレベルが上がっていたのかといったところか

そして今を振り返ると何と自分の愚かなことか

傷付けた誰かに刺し殺されでもしない限りは来世は最悪だろうに


と 毎日こんな事をただひたすら考えるのだが

はたして 普通はこんな事を考えたりしないものなのか

俺が異常なのか

普通は毎日何を考えるのか

よくわからない