兵庫県議会での全会一致の不信任決議を受けた斎藤元彦兵庫県知事は26日、30日付で失職して出直し県知事選に出馬すると表明しました。

 

会見した斎藤知事は「やりたいことがまだまだある。県政改革を続けさせていただきたい。そのために出直したい」と発言。暮らし置き去りの大型開発推進や県民サービス削減など県民不在の県政を続けていく姿勢を強調しました。

 

不信任決議を受け、失職ではなく辞職は考えなかったのかとの問いに、「本当に職を辞すようなことなのかということが根柢にある」と述べ、パワハラや告発者つぶしの無法に対して無反省の姿勢を改めて示しました。

 

告発した元県民局長が死に至ったことなどの道義的責任を問われても「動機的責任は辞職に伴う」としています。

 

松田隆彦日本共産党兵庫県委員長と庄本悦子同県議団長は知事の表明を受けて連盟で談話を発表し、「本来、自らの責任を認め辞職すべきであり、依然として責任を認めない態度に怒りをもって抗議する」と厳しく批判。来たる県知事選で、憲法県政の会のおおさわ芳清候補とともに信頼と安心の県政、県民の命と暮らしを支える県政に変えるために力を尽くすと述べています。

 

知事の失職を受けて50日以内に県知事選が行われます。

 

 

2024年9月27日付「しんぶん赤旗」より

 

 

この知事のせいで、2人の県職員が亡くなっているのです。その事実の重みをこの人物はちっとも理解していないようです。

 

兵庫県議の皆さんも大変だと思います。このような物の道理を知らない知事を相手にしなければならないのですから。自民党も日本維新の会も独自候補を擁立する動きがあります。「今日の友は明日の敵」になってしまいます。