日本共産党の田村智子委員長と立憲民主党の泉健太代表は19日、東京都内で会談し、自民党を倒すため、来たる総選挙で「連携と力合わせ」をすることで合意しました。会談には共産党の小池晃書記局長と、立民の岡田克也幹事長が同席しました。

 

会談では、泉氏がこの間連携している「ミッション型内閣」(政策ごとに賛同する野党が連携する内閣)について説明。さらに泉、田村両氏、岸田文雄首相が事実上の退陣表明をを行ったことなどついても、さまざまな意見交換を行いました。そして、棄民党を倒すために来たるべき総選挙で「連携と力合わせ」をすることで合意しました。

 

その上で、総選挙のたたかい方について、田村氏は昨年12月の市民連合の間での5項目の共通政策の基本合意後、自民党の裏金事件で世論の怒りが沸騰し、自民党政治がさらに追い詰められている状況へと情勢が展開していると指摘。「共通政策をより豊かで魅力あるものにしていく必要がある」と問題提起しました。

 

さらに田村氏は、選挙協力について、共産党が一方的に候補者を下ろすのではなく、対等・平等、相互尊重が必要だと強調。衆院補選や都知事選、都議補選の経験も踏まえて、「連携する上で、リスペクトの関係が非常に重要だ」と提起しました。

 

会談後、国会内で記者会見した田村氏は「日本共産党としては、自民党政治を終わらせていく大きなたたかいができるよう、全力をつくしていきたい」と表明しました。

 

 

2024年8月21日付「しんぶん赤旗」より

 

 

政策ごとに他の野党と連携するそうですが、もしもその政策は破綻したら責任を負うのは政策を打ち出した他の野党の代表者なのか、それとも内閣総理大臣でしょうか。そのあたりを明確ししておく必要だと思います。