子どもと教科書全国ネット21はは5日までに、文部科学省が中学校教科書の検定で令和書籍の『国史教科書』を合格させたことについて「近隣諸国条項」と「河野官房長官談話」を有名無実化すいるものだと講義する声明を発表しました。

 

声明は、『国史教科書』が日本軍「慰安婦」について「日本軍が朝鮮の女性を強制連行した事実はなく」などと記述していることは、「『慰安婦』問題への日本軍の関与を認め、反省と謝罪を表明した1993年の『河野官房長官談話』を全面的に否定するもの」と協調しています。

 

さらに、教科書検定基準の一つで、近隣のアジア諸国との歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地からの配慮を求めた「近隣諸国条項」にも触れるものだと指摘。強い抗議を表明し、同条項と河野談話の堅持を求めました。

 

 

2024年8月6日付「しんぶん赤旗」より

 

 

この令和書籍版の教科書に「日本軍が朝鮮の女性を強制連行した事実はなく」などと記述しているのであれば、極めて異様な内容になると思うのです。いわば「語るに落ちる」というものです。そして歴史修正主義者が執筆したと思われる内容の教科書と言わざるを得ない表現が他にもあるのでしょう。例えば日中戦争やアジア・太平洋戦争に関しても極めて(彼ら式に述べると)偏向した内容となっていることが予想されます。さらに日露戦争の記述も気になるところです。