日米両政府は7月28日の日米安全保障協議委員会(2プラス2)の共同分書に、インド太平洋と欧州地域の安全保障の課題が関連していると強調し、日本と北大西洋条約機構(NATO)との多国間協力の拡大を盛り込みました。実際にNATO加盟国の軍隊が日本で自衛隊との共同訓練を次々と実施するなど、対中国・ロシアを念頭にしたNATO軍の前方基地化が進んでいます。

 

インド太平洋地域の国際共同演習「パシフィック・スカイブ24」の一環として、7月10日~26日にかけてドイツ、計、スペインの軍用機がかつてない規模(計32機)で日本に飛来し、航空自衛隊と共同訓練と共同訓練を実施しました。

 

ドイツ空軍と、日本への展開は今回が初めてとなるスペイン空軍は、北海道の千歳基地に飛来。ドイツから戦闘機ユーロファイター8機を含む計16機、人員約180名、スペインからもユーロファイター4機を含む計6機、人員約150名が参加。同時に空自のF15戦闘機4機と日独、日独西共同訓練を実施しました。

 

ドイツ空軍トップのゲルハルツ総督は日独共同訓練中の記者会見で、「安全保障でで押収とインド太平洋が不可分だと強く示し、杞憂で開かれたインド太平洋が不可分だと強く新く示し、自由で開かれたインド太平洋を確保するものだ」と強調しました。

 

一方、フランス空軍は百里基地(茨城県小美玉市)に展開。超音速で飛行するラファール戦闘機4機を含む10機を含む人員約260名規模で、空自の第7航空団のF2戦闘機2機と編隊飛行や空中給油訓練を実施しました。

 

この訓練に続き、8月6日にはイタリア空軍がステルス戦闘機F35Aやユーロファイターを含む計11機で飛来し、空自のF35A戦闘機と三沢基地(青森県)で共同訓練「ライジング・サン24」を行う計画です。

 

また、英国は25年からインド太平洋地域で日独英共同訓練定期開催。空母プリンス・オブ・ウェ―ルズが日本に寄港し、事実所の拠点とします。

 

 

2024年8月1日付「しんぶん赤旗」より

 

 

ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、そしてイギリスと、NATO軍の主要国が日本に飛来する予定であり、来年に飛来する空軍もあるようです。おそらく米空軍も何らかの形で参加するものだとおもわれます。

 

こうした実態から、もはや日本の武装した勢力は「自衛隊」とは呼称できません。「日本軍」であり、陸軍、海軍、空軍と呼んで差し支えないように思われます。「しんぶん赤旗」でも、「防衛費」を「軍事費」と呼び変えています。これからそれに習うことにします。

 

イギリスの空母は「プリンス・オブ・ウェールズ」という艦名だそうです。1941年12月8日、日本が米英に対して宣戦布告した直後に、日本軍により撃沈されたかつての英戦艦と々名前のようです。