今朝もバンジャマン・アラールのチェンバロリサイタルでの演奏の模様がオンエアされます。

 

最初はD・スカルラッティの鍵盤ソナタが2曲、それとJ。S・バッハの「ゴルドベルク変奏曲」の抜粋がオンエアされました。

 

スカルラッティはポルトガルとスペインで王女の音楽教師として宮廷に仕えていました。最初はポルトガルの宮廷に仕えていましたが、王女のスペイン宮廷への輿入れに伴い、スペイン宮廷に移りました。彼はオペラも作曲していますが、なんといっても多数の「鍵盤ソナタ」が有名です。父のアレッサンドロ・スカルラッティがナポリ宮廷とローマ宮廷で声楽作品を中心に作曲したことに比較して、器楽作品の割合が多いのです。父子で作品の傾向が異なっていました。

 

A・スカルラッティの器楽作品のCDをもっていますが、どうも声楽作品ほどの「きれ」がないのです。やはり彼は声楽作品の作曲家なのです。

 

その後はD・スカルラッティのチェンバロ演奏のためのフーガ作品が紹介されました。