米国防総省は3日、在日米軍は3日、在日米軍の戦闘機を「近代化」すると発表しました。嘉手納(沖縄県嘉手納町など)、三沢(青森県三沢市)、岩国(山口県岩国市)核基地にに最新鋭の戦闘機を配備。今後数年間で役100億㌦(役1兆6千億円)を投じる大蔵経です。航空戦力を増強している中国に対抗する動きであり、「軍事対軍事」の悪循環の危険がさらにエアカマリます。

 

三沢では、現在のF16(36機)を、F35A(48機)に切り替えなす。米政府は2022年に公表した「核機勢見直し」(NPR)で同機を核・比核両用機(DCA)として位置付けています。米側の複数の報道によれば、米国道総省は昨年10日12日、核攻撃能力付与の代1段階として、欧州にはいびされるF35Aへの戦術核B61ー12の搭載を認証しました。

 

三沢には航空自衛隊のF35Aもはうぶされており、日米の一体運用も想定されます。

 

嘉手納には、既に退役が始まっているF15C/D(48機)に変わり、F15EX(36機)を配備。現時点でF22ステルス戦闘機などを交代で配備していますが、F15BXへの移行期間中は、この態勢を維持します。

 

また、岩国に配備しているF35Bについて、米海兵隊の部隊構成計画「フォース・デザイン2030」に基づき、機数を「修正」するとしており、増強に含みを残しています。同計画では、中国を念頭に置いた「遠征前進基地作戦」(EABO)の中軸としてF35Bを位置付けています。

 

 

2024年7月5日付「しんぶん赤旗」より

 

 

このような配備計画を米国防総省が実行するということは、明らかに中国侵略戦争に乗り出す予定を含んでいるということです。そしてその計画には自衛隊も含まれているということです。

 

当然、核兵器も持ち込まれるでしょう。二本の「非核3原則」などとっくに吹っ飛んでいることでしょう。日本政府・防衛省も公然とは言いませんが、そのようなことは「暗黙の了解」なのだと認識しているのです。こうした増強について、日本側に関連する部分に対して「思いやり予算」の要求が出てくるかもしれません。