【ワシントン=時事】先の米大統領候補テレビ討論会で「失態」を演じ、高齢不安を再燃させたバイデン大統領(81)に対する候補交代論が収まりません。2日には現職の民主党議員が初めて公式に撤退を要請。バイデン氏は激戦州での演説を増やすなど不安払拭に努めますが、先行きは流動的です。

 

民主党のドゲット下院議員(テキサス州選出)は2日の声明で、バイデン氏が激戦州の世論調査で軒並みトランプ前大統領に後れを取る上、討論会で「トランプ氏のうそを暴くことに失敗した」と批判。「つらく困難だが、彼が撤退という結論を下すことを期待している」とつづりました。

 

バイデン氏の立候補継続を支持してきた党重鎮にも同様の色が見え始めました。ペロシ元下院議長は討論会の結果について、MSBCテレビで「これが一度の出来事なのか、それとも普段の姿なのかを問うのは正当だ」と指摘。バイデン氏の盟友クライバーン下院議員も、大統領の健康状態について「医療の専門家の違憲を待たなければならない」と言及しました。

 

こうした中、バイデン氏は2日、の選挙資金集め集会で、討論の失敗は直前に海外出張が重なったことによる疲れが原因だと釈明。「賢明ではなかった。ステージで眠りそうになった」と述べました。

 

討論会後に実施された複数の世論調査では、トランプ氏との支持率の差が決定的に広がった朝貢はありません。ただ、バイデン氏の年齢を理由に「出馬すべきではない」とする回答がCBSテレビの調査で72%に上るなど、討論会前よりも増える傾向が見られました。

 

 

2024年7月4日付「しんぶん赤旗」より

 

 

テレビ討論会が放送されたニュースをみましたが、バイデン氏の表情が乏しいように感じました。何らかの兆候、例えば認知症やアルツハイマーの初期段階出あることが懸念されます。例えばバイデン氏が大統領選から撤退したとして、民主党にはこれという人材はいるのでしょうか。それが気がかりですう。起死回生の手段としてハリス副大統領を擁立するのが早道でしょう。