沖縄県警は1日、不同意性交容疑などで2023年から24年5月までに検挙したベ兵の事件は5件に上ると明らかにしました。県議会米軍基地関係特別委員会で、日本共産党の比嘉瑞己議員の質問に対し、安里準刑事部長が答弁しました。一方、県側は5県についていずれも県警からの情報共有はなかったといています。

 

安里刑事部長は、23年に検挙した米軍人による凶悪犯罪は2件でいずれも不同意性交容疑まど性犯罪だと報告しました。24年については、5件の凶悪犯罪のうち3件が不同意性交などと説明。昨年12月に米軍嘉手納基地所属の空軍兵が本島中部で16歳未満の少女を誘拐し、性的暴行した事件、5月に米海兵隊員が県内で女性に性的暴行をし、けがを負わせた事件のほか、1月に海兵隊の男性=当時(31)=が県内で女性に性的暴行し、緊急逮捕した事件(不起訴)を新たに明らかにしました。

 

謙吉対策課の長嶺元裕課長は23、24年に起きた米軍がらみの事件で「性犯罪に関しては、通報体制にのっとった通報は1件も受けてない」と述べました。当山勝利嫌県議(社大党)への答弁。

 

比嘉氏は「もし昨年12月の時点で情報が県に共有され、再発防止の対策を打つことができていたら、その後の事件が未然に防げたかもしれない」と強調。事件公表の在り方を見直すべきだと迫ったのに対し、安里刑事部長は「検討していきたい」と答えました。

 

 

2024年7月2日付「しんぶん赤旗」より

 

 

明らかにこの6月投開票の沖縄県議選への影響を恐れて、情報を隠ぺいしていたとしか思えません。党利党略に基づく隠ぺいであることは明白です。これらは沖縄県民に対する恣意的な対応と言えます。隠ぺいされていた犯罪が全て性犯罪であることは、決して偶然ではないように感じます。おそらく彼らは独身か、あるいは家族を米本国に置いて単身赴任しているのでしょう。これ以上は書けません・・・。