冒頭を聴きそびれたのですが、どうやらG・F・ヘンデルの作品を時代を追って紹介されるようです。今日は初期のハンブルク時代と、イタリアに赴いて作曲された作品が紹介されています。

 

イタリア時代の作品では、カンタータ「炎の中に」が気に入っています。この作品の初演は、アルカンジェロ・コレッリが指揮をしたことで知られています。ちなみに「アルカンジェロ」とは「大天使」の意味です。これにより、コレッリは「バイオリンの大天使」と呼ばれました。

 

イタリアでイタリア音楽の作曲家の影響をうけたことにより、ドイツ人的な固さを薄め、イタリア人的な明るさを受け入れるように、作風が変化していきました。J・S・バッハのような「緻密な旋律の絡み合い」とは異なった音楽となっています。