長いメジャーリーグの歴史の中で「ハンマリング・ハンク(HAMMERING・HANK)」と呼ばれた2人の強打者がいます。それはハンク・グリーンバーグとハンク・アーロンです。

 

ハンク・アーロンは1954年にミルウォキー・ブレーブスに昇格し、1966年からアトランタ・ブレーブス、1975・76年はミルウォーキー・ブリュワーズでプレイしました。通算記録は3771安打、755本塁打、2297打点 240盗塁を記録。またシーズン40本塁打を8回記録しています。

 

若いマイナーリーグの時期には、バッティングの時、右打者であるにも関わらず、バットを握り方は左手をグリップの上に、右手をグリップの下に置いてバッティングをしていました。にもかかわらず鋭い打球を放つので、「正しい持ち方をすれば、もっと打てるだろう」と言われました。またシーズン40本塁打を8回記録しています。しかし本塁打王のタイトルは4回獲得しています。

 

彼が何より幸運だったのは、兵役につかなかったことでしょう。後に述べるハンク・グリーンバーグやテッド・ウイリアムス、ウィリー・メイズなどは兵役に就いたため、記録では大きなマイナス要素になりました。

 

もう一人は、ハンク・グリーンバーグです。姓から推察されるようにユダヤ系です。1930年~1946年はデトロイト・タイガース、1947年はピッツバーグ・パイレーツに所属しました。本塁打331、安打1628、打点1276を記録しています。また1942年から44年の3年間は徴兵され、そのため彼の通算記録は意外に控えめです。もし徴兵されなければ、彼

 

の通算記録はもっと優れたものになっていたと思われます。