米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)所属の空軍兵による少女暴行事件で、県の池田竹州副知事は27日、同基地米空軍第18航空団司令官と在沖縄米国総領事っを県庁に呼び、抗議しました。

 

池田副知事は、説明のために訪れたニコラス・エバンス司令官、マシュー・ドルポ総領事と面会。玉城デニー知事名で両氏に宛てた抗議文をよもあげ、手渡しました。

 

抗議文は、犯罪について「女性の人権を蹂躙(じゅうりん)する重大かつ悪質なもので断じて許すことはできず、強い憤りを覚える」と非難。基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に強い不安を与えているものと述べています。

 

▷在日米軍が事件防止ののためとして導入した「リバティー制度」の外出制限をより厳格化するなど、実効性ある対策を早急に講じ、米兵への教育や管理を徹底する▷被害者に謝罪し、適切な補償を遅滞なく行うーことなどを強く求めています。

 

エバンス司令官は「このような犯罪容疑者は、日米同盟に尽くす多くの米軍人を反映するものではない」などと主張。「この件に深い懸念を持っており、心配をかけていることを遺憾に思っている」と述べたものの、直接的な謝罪の言葉はありませんでした。

 

池田副知事は「リバティー制度の強化など具体的な再発防止策が検討されているのか」と質問。エバンス司令官は「リバティー制度を常に見直しており、その時々において適切に対応している」と答えただけでした。

 

昨年12月に把握

 

同日、日本共産党沖縄県委員会と同県議団は外務省沖縄事務所(那覇市)に抗議し、対策を申し入れ。この中で同事務所の黒石亮副所長は、昨年12月末の事件発生直後に、同事務所として事件を把握していたことを認めました。

 

「基地・軍隊を許さない行動する女たちのかい」(高里鈴代、糸数慶子共同代表)が県庁で会見し、日米両政府に送る要請文を公開しました。

 

 

2024年6月28日付「しんぶん赤旗」より

 

 

気になることがあるのです。日本国内には米軍基地がある所が沖縄以外にもあります。例えば山口県岩国市や青森県三沢市、神奈川県横須賀市、また首都東京にも横田基地があります。こうした所で米兵による犯罪は発生していないのでしょうか。仮に犯罪があったとして件数などはパーセントで出してみて、沖縄県と比較して多いのでしょうか、それとも少ないのでしょうか。

 

これで出したパーセントがもし沖縄県が突出して多いのなら、何らかの沖縄ならではの理由があると思うのです。