岸田文雄首相は25日夜、東京都内の鉄板焼き店で、自民党の麻生太郎副総裁と会食した。2人の会食は18日に続き2週連続。非主流派の筆頭格である菅義偉前首相が事実上の退陣要求をするなど、党内の「岸田降ろし」の動きが強まる中、今後の総裁選に向けた意見交換をしたとみられる。

 

首相は25日の日中も、麻生氏と茂木敏充幹事長と党本部で面会した。総裁選での再選をめざす首相にとって、後見人である麻生氏からの支援は欠かせない。麻生派議員からも首相退陣を求める声が出ているため、関係維持を図り、麻生氏をつなぎとめておく狙いもありそうだ。

 

 

2024年6月25日付「朝日新聞」デジタル版より

 

 

つまりこれは権力闘争です。「首相・自民党総裁」という玉が転がっていて、それを岸田氏が再度蹴ろうとしているのを、次を狙う誰かが横から蹴ろうとしているのです。権力闘争と同じくらい政治に力を入れていたら、このような事態(公然たる「岸田降ろし」の動き)には至らなかったのに・・・。

 

2023年から24年にかけての後世の政治史の書籍では、一段と詳細に書かれるでしょう。