東京都知事選が始まりました。昨日が告示後最初の日曜日でした。

 

気の早いマスメディアは早くも世論調査の結果を報道しています。なんでも現職の小池氏の支持が圧倒的だそうです。

 

以前から思っていたことですが、こうした世論調査は選挙の告示後から投開票日までは止めるべきではないでしょうか。

 

調査結果を発表すると、有権者の投票行動に影響が出ることが考えられるからです。

 

この影響は2つの用語で表すことができます。いわゆる「バンドはゴン効果」と「アンダードッグ効果」と呼ばれるものです。

 

分かりやすく言えば前者は「勝ち馬に乗る」ことですし、後者は「同情票が出る」「判官びいき」というものです。しかし現代では、後者より前者の現象が多く出ているように思えるのです。誰でも「落としてやろう」と思って票を入れることはありませんから。

 

メディアが発達した現代では、よほどのことがない限り後者は起こりにくくなっているように思えるのです。しかしこうした現象が起こるのは、マスメディアに踊らされる有権者に原因があるのです。だからこそ「告示後の世論調査」には反対せざるを得ません。

 

また「全ての世論調査は世論操作である」とも言われます。マスメディアによって彼らにとって「都合のいい」候補者の支持者を増やすことを狙っているとしか思えないこともあります。今回の都知事選にもマスメディアのそうした意図を感じます。