「日本民間公益活動連携機構(JANPIA)は21日、東京都内で、能登半島地震の復興支援の現状や今後について、発災から現地で活動する関係者らが自身の携わった活動を報告し、今後の能登の復興を考え合いました。

 

JANPIAは、10年以上入出金がない預金「休眠預金等」を社会問題の解決に活用する団体。

 

「ピースボート災害支援センター」のコーディネーターの幸嶋友香里氏が、「ここまでの能登の復興支援事業と課題、復興に向けての息吹」と題して発表。活動は照明器具から発電機、食事も含めて配布していくことからはじまったと話しました。「先週初めて電気が弔旗通ったという地域もある。まだライフラインの復旧が必要な状況だ」

 

能登半島支援の現状や行政との連携にについて、一般社団法人RCFの藤沢烈(れつ)代表理事が語りました。藤沢氏はJANPIAから預かった休眠預金等を活用して、被災地域の温泉街や輪島塗の若手経営者チームなどへの復興支援の開始を決めたと語りました。

 

株式会社「御祓川(みそぎがわ)」の森山奈美代代表取締役社長は、長期で支援に入っている民間団体が去った後の地域をどうやって守るかについて語りました。ボランティアではなくきちんと人を雇い経営活動をしていくことが大切だとし、「この地域の資源を生かして、いかに付加価値を高めていくかという視点での計画が必要になる」と述べました。

 

 

2024年6月22日付「しんぶん赤旗」より

 

 

珍しく「日本共産党」の「に」の字もで出てこない「しんぶん赤旗」の記事でした。

 

しかし被災からもう少し半年がくるというのに、まだライフラインが回復していないというのは、いくら何でも遅すぎると思います。この分だと転出者が増えてくるのではないか。それが心配です。