また高校ネタですみません。丸亀城の北側に大手前丸亀中・高校の校舎があります。私立の中高一貫教育を実施している高校です。高松にも姉妹校があります。高校からの入学も可能です。大阪府の府立大手前高校とは似ても似つかない高校です。

 

昨日、たまたま町内でこの学校のスクールバスを見かけたのです。

 

そういえば、最近は西讃の各方面に向けてスクールバスを用意して、生徒を送迎し帰宅時には送り届けていると聞いた事があります。列車での通校はあまり「環境がよくない」と学校当局が考えたことによるものでしょう。

 

20年ほど前にはこの高校の卒業者の進学先として、丸亀高校(こちらは公立)に迫る勢いを示していました。少なくとも東大合格者は丸亀高校をしのいでいました。おそらく有名私立高校の不合格者が入学していたのでしょう。この大手前高校は丸亀高校をライバル視していたようです。

 

しかし最近では、少々レベルが低下していたように聞いています。

 

この高校、小学校高学年に対して「夏の講習会」「冬の講習会」と銘打って、小学生を集めて終了時にテストを行い、一定の成績をクリアした小学生に「大手前中学への入学案内」を送付しています。いわゆる「青田刈り」です。実は私も半世紀前にこの講習参加したことがあります。もちろん?かどうか知りませんが、入学許可が届きました。

 

私の両親はこのことで「この分だと息子はなかなか成績がいい」と思い、さらに「高校は丸亀高校に進学可能だ」と判断して、公立中学校に進学させたのだと、今になって思うのです。中讃や西讃では丸亀高校出身者は一目置かれることがありますから。私は例外ですが。

 

またこの高校は、高校受験時に丸亀高校の「滑り止め」となっていました。ですから私の高校の同級生の中にも、受験して合格した人がかなりいたものと思われます。偏差値では少々丸亀高校が上回っています。

 

中学の同級生の中には、この大手前高校受験に不合格しても丸亀高校を受験して、こちらも不合格になった人がいました。結果公立の二次志望の「底辺校」に入学しました。無理しなくてもよかったのに・・・。坂出高校や観音寺一高もあったのに。この2校は西讃では丸亀高校に次ぐ偏差値の高校とされています。ランクを落とすことに耐えられなかったのでしょう。

 

でもこの人は、香川県の教員試験に合格して、教員として教頭まで上ったので、私よりよほど立派です。

 

保護者の寄付金でバスを購入したのだと思います。