日本共産党の仁比聡平議員は18日の参院法務委員会で、逮捕・拘留された女性にブラジャーの着用を禁じて、警察による取り調べが行われてきた問題をただしました。

 

仁比氏は「逮捕、拘留の際、警察は女性のブラジャーを外させるのか」と質問。警察庁の谷滋之総括審議官は「自殺や自傷行為に用いられるなどのおそれがあるため、留置施設での使用を制限し、警察で保管している」と答えました。

 

仁比氏は「個人の尊厳を損なう」「捜査機関の側に問答無用で従わざるを得ない無力な存在だと知らしめる防御権侵害でなないか」と追及。法務省の松下裕子刑事局長は「性的に非常に恥ずかしいという気持ちはとても理解できる。」としつつ「お答えする立場にない」と答弁を避けました。

 

仁比氏は「相手の性別に関係なく、人と話すときにブラジャーを受けていないことは耐えがたい。女性が辱めを受けることなく取り調べに応じるにはブラジャーは必要不可欠」とする女性弁護士の言葉を示し、厳しく批判しました。

 

同弁護士らが求めてきたTシャツなどにプラカードに縫い付けた「ブラトップ」の使用・貸与について、警察庁がようやく通達したのは昨年12月。しかし、東京都や神奈川県、千葉県など20都道県では全く実施しておらず、3県は一部実施にとどまっていmっす。

 

谷審議官「基準を満たす製品を確保できていない」と弁解。仁比氏は「今も女性たちが留置されブラジャーを取り上げられている。対応を急ぐべきだ」と迫りました。

 

 

2024年6月21日付「しんぶん赤旗」より

 

 

紐状のものは自殺に使われる可能性があるから、着用を許可していないのでしょう。自殺をされないようにすることが拘置所の役割だと思います。

 

一部の病院なども入院時には紐状の物の持ち込みが許可されていません。自殺・自傷行為を前もって防ぐためだと思います。私が先月入院した病院もT字型カミソリも持ち込み禁止でした。