東京都知事選(7月7日投開票)が29日、告示されました。幅広い市民と野党など「オール東京」の前参院議員・蓮舫氏(56)と、裏金自民党に「二人三脚」で頼り頼られる現職の小池百合子氏(71)との事実上の一騎打ちです。

 

日本共産党、立憲民主党、社民党、生活ネット、緑の党、新社会党っなぢが蓮舫氏を支援。自民党、公明党、都民ファーストの会、国民民主党などが小池氏を支援します。

 

蓮舫氏は中野区のJR中野駅北口、新宿区のJR新宿駅南口で街頭演説。集まった人たちがスマートフォンをかざし、演説を終えて手を振る蓮舫氏に「蓮舫」コールが湧きました。

 

蓮舫氏は「東京は一見、華やかに見えるが、ものすごい速度で格差、暮らしにくさが広がっている。家賃も光熱費も食料費も交通費も高く、物価高だ」と指摘。「『暮らしより裏金』の劣化した政治を、東京のリーダーとなって変えたい。若い人の暮らしの不安を取り除き、本物の行政改革を担わせてほしい」と訴えました。

 

「大学を卒業した人の2人に1人が平均310万円の奨学金の借金を背負い、不安定雇用の若者が増えている。私はまず安定雇用をつくり、奨学金負担を減らす施策をとが率先」して行う」と表明。公系約条例をつくり、税金で発注する相手企業に労働者の待遇を改着させ、賃上げを進めると、教育・保育・医療・介護など公共サービス労働者の待遇改善を進めること、学校給食の無償化、神宮外苑再開発の見直しなどを公約しました。小池知事が政治資金パーティーを開いていることを批判し、「私は知事として政治資金パーティーを開かない」と明言しました。

 

蓮舫氏は、都財政が前会計合わせて16兆円だと強調。行政改革で「都の事業全てを『見える化』し、不明瞭な契約があれば正したい。その事実は、ちゅうちょなく子どもや若者に使いたい」と訴えました。

 

新宿駅東南口では宇都宮健児・江東市民連合共同代表が「都民の声を聴かない、弱者に冷たい小池都政を代え弱者に寄り添う蓮舫知事を」、野田佳彦元首相は「金権風土の自民党が応援する現知事は、ふさわしくない。蓮舫支持で税金の使い方を正そう」と訴えました。

 

中野駅北口で訴えを聴いた杉並区の金子森さん(47)は「小池知事は新型コロナでも神宮外苑再開発でも口ばかりだ。生きづらさを抱えて、選挙で政治を変えることに絶望している若者が多い中で、蓮舫さんは『徹底して、若い人たちのために税金を手者っていく』と訴えていた。都民のお金を正しく使ってほしい」と語りました。

 

小池知事は新宿区内の事務所で、支援者数十人を前にあいさつしただけ。「公務に取り組みながらの活動になる」として、街頭演説に立ちませんでした。

 

知事選には56人が立候補しました。

 

 

2024年6月21日付「しんぶん赤旗」より

 

 

あちこちのサイトに、蓮舫氏のことを批判した投稿を見かけまさす。「この人は批判、壊すだけの人だ」「公約は小学生並みだ」といった内容です。よほど蓮舫氏の出馬を恐れているのだと思います。自民党・公明党が出馬を恐れていた蓮舫氏の満を持しての出馬です。小池都政に都民の厳しい審判が下るよう、良識ある都民の投票行動に遠い四国の地から期待しています。

 

昨日の新宿駅東口や中野駅前での演説で公約について詳細に述べていたと思います。