東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への立候補を表明した蓮舫参院議員は17日、東京西部の小金井市で開かれた「多摩地域大集会」(実行委員会主催)に出席し、「徹底して情報公開する都政をつくりたい」と話しました。貧困対策や生物多様性、子育て支援など各分野から幅広い市民がリレートーク。小池百合子都政の問題点の指摘が続きました。

 

立憲民主党の菅直人最高顧問、日本共産党の小池晃書記局長が登壇。約1000人(主催者発表)が集まり、会場外にも人があふれました。

 

蓮舫氏は、明治神宮外苑の再開発の手続きが不透明だと批判。8年前に小池百合子候補が都議会自民党に「誰がどこでいつどのように決めたのか」と問いかけたとして「そのまま私は知事に問いかけたい」と話しました。

 

寄稿変動アクティビストで大学3年の斧ケ野瑠菜さんは、「小池都政は『緑豊かな都市』と言いつつ再開発でで樹木を切る。既得権益を真持つ自民党の政策に縛られる知事では、30年、50年と生きる私の世代は非常に心配。もう一つシナリオが必要。都政をかえる必要がある」と述べました。

 

菅氏は「首相になる前、何度か知事選へ出ようか悩んだことがあった。だから蓮舫さんの今回の決断の重さが誰よりも理解できる。(蓮舫さんは)大臣も経験して、行政経験も発信力もある。新しい東京の顔にふさわしい」と述べました。

 

小池氏は、自民党が萩生田光一都連会長名の文書で「蓮舫による共産党主導の革新都政を絶対阻止しなければ」と述べていたことに言及。「失礼で時代錯誤。しかしこんなことしか言えないところまでしみんが追いつめている」と語りました。「このたたかいを主導しているのは、都政を変えようとここに集まった市民の皆さんだ」とも話しました。

 

 

2024年6月18日付「しんぶん赤旗」より

 

 

何回も述べてきましたが、蓮舫氏は現在考え得る限り、最強の都知事選候補と言えます。そのうち相手陣営から「都庁が共産党と中国人に乗っ取られる」というデマ攻撃がなされる可能性があります。こうしたデマゴーグにより有権者の投票行動が変わることはないと信じています