沖縄県議選(総定数48)が16日投開票され、日本共産党は前回、過去最多の議席を伸ばした躍進に続き7人の全員勝利をめざしましたが、4人の当選にとどまりました。玉城デニー県政の与党は20議席で過半数割れとなりました。デニー知事にとって今後、厳しい県政運営が予想されますが、日本共産党は開票翌日の公約実現に向けた宣伝で「デニー県政を全力で支え、捲土重来(けんどちょうらい)をめざす」と訴えました。

 

 

日本共産党の当選は、那覇市・南部離島区(定数11)の渡久地修、比嘉瑞己、浦添市区(同4)の西銘純恵、豊見城市区(同2)の瀬長美佐雄の各氏。島尻・南城市区(同4)の玉城武光、沖縄市区の島袋恵祐、糸満市区(同2)の上原徳一郎の3氏は及びませんでした。野党の自民、公明、維新などは28議席となりました。

 

選挙は、岸田自公政権が名護市辺野古の米軍新基地建設で「代執行)を強行し、ミサⅠル配備など沖縄の軍事要塞化を進めるンかで、たたかわれました。日本共産党は代執行を許さず、軍事によらない対話と外交を進めることで「沖縄を二度と戦場にさせない」と訴えました。

 

また、学校給食費無償化の段階的実施を表明するなど、くらしを守るデニー県政を前に進めようと強調。抜け穴だらけの政治資金規正法改定を強行するなど裏金事件に無反省の自公維にに審判を下そうと呼びかけ、訴えが届いたところでは共感が広がりました。

 

しかし県政転覆を狙う自民は、徹底した自民党隠しや県政問題に絞った攻撃で裏金問題への批判をかわす一方、本土大手企業が県内企業締め付けを強めるなど異常なテコ入れで企業・団体ぐるみ選挙を展開。自公維で゛共産党落とし゛のシフトもはかりました。

 

 

2024年6月18日付「しんぶん赤旗」より

 

 

見事な敗北ぶりでた。敗因を徹底的に分析して総括をしなければならないと思います。

 

共産党の組織に何か問題があったのでしょうか。敵の攻撃以外に選挙組織内に問題がなかったかどうかを検討していく必要があるのではないでしょうか。