自民党東京都連は、萩生田光一会長(衆院議員)と三宅茂樹幹事長の連名で「都知事選挙に対する東京都連の対応について」と題する文書(14日付)を東京の総支部長・各級議員あてに発したことが16日までに分かりました。

 

この中で、「自民党は小池都知事への全面支援を行う」と明記。一方で「小池都知事の推薦は行わない方向」としており、裏金事件で批判の嵐が吹く中、公然とした支援活動を控えつつも小池百合子知事の3選に向け党の総力を挙げる構えです。

 

また文書の第1項目では「蓮舫による共産党主導の革新都政を絶対阻止しなければならない」としています。反共主義をむき出しにしてオール東京の市民と市民と野党の共同候補・蓮舫氏に立ちはだかる強い姿勢を明確にしました。

 

自民党の全面支援を受ける小池知事か、オール東京で都民のための政治の転換を目指す蓮舫候補か、対決構図がますます鮮明です。

 

 

2024年6月17日付「しんぶん赤旗」より

 

 

予想されていたことですが、自民党東京都連は現職の小池知事を全面的に支援するようです。

 

この文書の中で「蓮舫による云々」とあったことが,非常に違和感を感じました。普通は対立候補であっても「呼び捨て」にはしないものですが・・。この分だと自民党により「都庁が共産党と華僑に乗っ取られる」といったデマを広げることもあり得ます。

 

小池氏はとりあえず知事選で3選を勝ち取り、次期総選挙の時に知事を辞任して衆院選に立候補するのだと思います。そして多数派工作で自民党総裁に就任し、「日本初の女性首相」を目指す考えなのでしょう。これに対して高市早苗氏や上川陽子氏などはどう出てくるのでしょうか。野田聖子氏は盟友だし、小池氏支持に回ると思いますが。