【ソウル=時事】世界文化遺産登録の「佐渡島(さど)の金山」(新潟県佐渡市)に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から「情報紹介」の韓国が示されたおとについて、韓国外務省当局は7日「強制労働をさせられた韓国人労働者の事実を反映しなければならないというのが韓国政府の立場だ」説明しました。登録に賛成するかは「日本がどうするかに懸っている」と述べました。

 

登録の可否は、21カ国からなる世界遺産委員会が判断。全会一致が原則ですが、反対意見があれば3分の2以上の賛成でも登録が決まります。現在、日韓共に委員国となっており、同当局者は「われわれの立場を十分に反映していると判断すれば、韓国政府のはコンセンサスの形成を妨げないことを検討している」と表明しました。

 

 

2024年6月9日付「しんぶん赤旗」より

 

 

一つの歴史的な出来事には、必ず「光と影」の存在があります。韓国・チョソン人の問題は必ず紹介する必要があると思います。しかしそうすれば、韓国・チョソン人に対する「民族差別排外主義」である例の「ネット右翼のマドンナ」である女性議員がほたえる(=叫ぶ)だろうと思います。この人物は明らかに在日チョソン人を敵視しています。

 

「世界遺産」ほど原則と実態が乖離しているものも珍しいと思われます。みな建て前は「自然」や「歴史的建造物」を保護することですが、本音は「観光地」とすることなのです。これは日本だけに限られたことではありませんが。