自民党政権が選挙の際、候補者に内閣安房機密費(報償費)を使い陣中見舞いの現金を渡したとする関係者の証言っを「中国新聞」(10日付)が報じました。

 

これによると2000年以降の自民党政権で官房長官を務めた人物が、「国政選挙の候補者に陣中見舞いの現金を渡す際に官房機密費を使った」と証言したといいます。額は100万円だったとしています。

 

9日付では、13年の参院選で安倍晋三首相(当時)が東日本の選挙区に応援に入った際、候補者に現金100万円を渡したと報じています。候補者の「個室で面会する場面があり、安倍氏からA4販の茶封筒を受け取った。中には白い封筒が入っており、その中に100万円が入っていた」という証言を紹介しています。

 

この100万円について同紙は、複数の元政権幹部が使途が公表されない官房機密費が使われた可能性があるとの見方をしめした、としています。

 

また同紙は参院広島選挙区を巡る河井克行元法相=自民党離党=の大規模買収事件に関連して、安倍氏が2800万円、菅義偉官房長官(当時)が500万円を元法相側に提供した疑惑を示すメモを検察が押収していたと報じています。

 

年間12億3021万円のの機密費を、自民党政権が国政選挙で裏金として流用していないか、その救命が求められます。

 

 

2024年5月11日付「しんぶん赤旗」より

 

 

私は以前からこの官房機密費は選挙の裏金として支出されたのではないかと考えていました。「やっぱりそうだったのか」と思わざるを得ません。

 

また沖縄県の辺野古新基地建設の警備のために、各県警から応援で沖縄入りした機動隊員に対して使用されたのではないかとも思っています。例えば宿泊先のホテルなどに宿泊料として支出するとか・・・。