連休を含む期間中の首相と閣僚の外遊先(政府の発表、閣僚の記者会見などから)

 

岸田文雄首相     仏、ブラジル、パラグアイ

 

松本剛明総務相    ベルギー、デンマーク、仏

 

上川陽子外相     マダガスカル、コートジボアール、ナイジェリア、仏、スリランカ、ネパール

 

鈴木俊一財務相    ジョージア、トルコ

 

盛山正仁文科相    ベトナム、タイ

 

武見敬三厚労相    スイス

 

坂本哲志農水相    タイ

 

伊藤信太郎環境省   イタリア

 

木原実防衛相     米(ハワイ)

 

河野太郎デジタル相  ベルギー、オランダ、仏、サウジアラビア

 

新藤義孝経済再生担当相  英、仏

 

自見英子万博担当相  仏、英

 

 

4月下旬から5月上旬を含む期間中に、岸田文雄首相と閣僚の計14氏が外遊を行っています。このうちフランスには7氏が訪問した一方、中国や韓国には訪問しないなどの偏りもみられます。

 

最多の6カ国を訪問した川上陽子外相。アフリカ3カ所訪問について上川氏は記者会見で(4月26日)で8月のアフリカ開発会議(TICAD)閣僚会議に向けた連携強化などを理由に挙げた一方、佐官に強調したのは「現場の日本企業の声を聞く」「日本企業を効果的にサポートする」などの「日本企業支援」でした。

 

自見英子万博担当相は、来年の大阪・関西万博開催を理由にフランス・パリで博覧会国際事務局のケルケンツェス事務局長と会談しましたが、同事務局長とは4月11日に東京で会談したばかり。訪仏中に閣僚などとの会談はありませんでした。消費者担当相を兼ねる自見氏は英国も訪問しましたが、食品ロス削減のために大手スーパーマーケットを視察したほかは閣議に通常出席しない「閣外相」と会っただけです。

 

「外遊」とはいうものの、随員を含む旅費を国民の税金でまかなう公務出張です。能登半島被災地の復興も進まず、円安や物価高で国民の窮状が強まるもとで、多額の公費支出を伴う外遊は必要最小限に抑えるべきもの。国際会議出席が目的の外遊もみられますが、目的や費用の妥当性、成果についての説明が求められます。

 

 

2024年5月10日付「しんぶん赤旗」より

 

 

文字通り「外遊」=外国で遊ぶことになっているのでしょう。神戸学院大学の上脇博之教授に新しい「仕事」を提供したのです。

 

韓国や中国は「近いからいつでも行ける」と考えているのだと思います。フランス訪問が多いのは、今夏のパリ五輪と関係があるのかも知れません。

 

しかし訪問先の日本大使館は大変だと思います。