立憲民主党の泉健太代表は8日、時期衆院選の候補者擁立を目標として掲げる200人に関し、情報修正もあり得るとの考えをしめした。徳島県内で記者会見し「200人で打ち止めではない。全国の皆さんの期待は大きい。と述べ、擁立作業を加速すると強調した。

 

自民党に代る選択肢を示す上で、「空白区を減らすのは野党第1党としての使命だ」とも語った。

 

 

2024年5月8日付「共同通信」電子版による

 

 

確かに先の衆院補選は3選挙区とも立憲民主党が勝利しましたが、勝利の原因を読み誤ってはいけません。

 

今回の立憲民主党の勝因は、一つには自民党の裏金事件に対する有権者の反発が非常に大きかったことです。東京15区と長崎3区には自民党は候補者の擁立すらできなかったのです。いわば「敵失による勝利」だったのです。もちろん立憲民主党の努力もありますが。

 

二つには、野党共闘が上手く働いたということが挙げられます、共産党との選挙協力がうまくいったことが勝利の要因です。

 

しかし共産党との選挙協力に関しては、連合の芳野会長が共産党を毛嫌いしています。これが大きなハードルと言えます。立憲民主党は共産党に大きな借りができたのです。今度の総選挙では、立憲民主党が譲歩しなければならない選挙区もあると思われます。