安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡り裏金をつくっていた下村博文元文部科学相。下村事務所の内部資料によると文科相の時に、開催の約2カ月前からほぼ毎日、派閥パーティー券販売の状況について報告がまとめられていました。その内容はー。                                         

 

内部資料は下村事務所が2014年に日報の形で日々の業務を記した「報告書」。記入していたのは同氏の秘書です。日報は、現職文科相だった下村氏本人に報告する形になっています。この資料はジャーナリストの森功氏が入手し、本紙が提供をうけました。

 

安倍派は同年5月13日に東京プリンスホテル(東京都港区)でパーティーを開催。約1億6600万円の収入を得ています。

 

日報には、派閥パーティー開催や区2カ月前の同年3月10日から「清和研・売り先リスト案 検討」と記載が始まります。

 

パー券売り先の検討は同17日まで続きます。同18日からは「チケットお願いの電話かけ・発想作業」とあり、実際に販売を始めた様子がうかがえます。入金が始まったのは同26日から。同時に購入依頼、発送作業を続けていました。さらに販売状況の詳しい記載もー。

 

 

2024年5月8日付「しんぶん赤旗」より

 

 

やはり下村氏がこの事件のキーパーソンだと言われていたことは、事実だったのです。これらの事実を引き出せなかったことが、政倫審の限界がみえています。やはり「商人喚問」が必要です。