沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、防衛省沖縄防衛局が2017年に護岸工事の着手を強行して7年となった25日、新基地ノーの抗議行動をを続けるヘリ基地反対協議会は「辺野古・大浦湾会場大行動」に取り組みました。

 

雨が降りしきる同日午前、カヌー28艇や抗議船に乗り込んだヘリ基地反対協・海上行動チームなどの約50人が、辺野古の岬のすぐ沖に習じぇつ。「辺野古岬」と呼ばれる岬の突端部分付近で、弾薬搭載上整備のための新たな護岸が造成されている場所に向かって「海を守れ」「ジュゴン、サンゴを殺すな」とシュピレヒコールしました。

 

ヘリ基地反対協の仲元興真顧問は、岸田自公政権が沖縄県の権限を奪う「代執行」によって前例がないほど強権的に工事を進めていることに対し、「止めるのは民意、有権者の力です。政治を変えよう」と訴えました。

 

海上行動チームの中原貴久子さん(84)は、いまや世界は乱暴な自然破壊の開発を許さない方向に大きく動き出していると述べ、「正しいことは必ずさせなければならない。新基地建設を止めていきたい」と語りました。

 

7年前からカヌーに乗る安里郁夫さん(51)=南城市=は、表現の自由を実現ため、抗議行動に参加し続けていると強調。国際方が自由や権利を手放さないために、国民に不断の努力を求めているとして、「声を上げ努力し続けなければ」と話しました。

 

 

2024年4月26日付「しんぶん赤旗」より

 

 

政府と自公政権は、米帝国主義に奉仕するために、美しい沖縄の海を破壊しているのです。これから先、いつ終わるかも分からない基地建設工事は止めるべきです。