自民党の杉田水脈氏(すぎた・みお)衆院議院(衆院比例中国)の紫紺管理団体「杉田水脈なでしこの会」は、政治資金収支報告書に不記載がった安倍派(清和政策研究会)からのキックバック1564万円とその使途を記載する訂正を1月にしています。その際、「会合費」で使ったとして新たに添付した領収書のほとんどに、宛先の記入がなかったことが17日、本紙の調べで分かりました。

 

宛名がない白紙領収書では、真に同会が使用したのか証明できません。他の政治団体や杉田氏個人の支払いを同会に振り替えた場合は、新たに政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いが出てきます。

 

本紙は同会の2020~22年の領収書を情報公開で入手。22年分では、新たに「会合費」9件、計22万6000万円分を訂正で付け加えていましたが、いずれも宛名はありませんでした。

 

20年分では、追加訂正した会合費2件(計7万3007円)のうち1件は宛名がなく、もう1件は「杉田水脈様」と個人名になっていました。

 

宛名がない領収書はいずれも山口県内の飲食店が発行したとなっています。多くが同県防府(ほうふ)市にある飲食店で、スナック、居酒屋、カフェ、カレー屋などとなっています。

 

杉田氏は同会のほかに自民党山口県衆議院比例区第2支部の代表です。また杉田氏は22年にX(旧ツイッター)で防府市に住んでいると投稿していました。このことから白紙領収書は▷支部が支出したもの▷杉田氏個人が支出したものーなどであるお互いを排除できない状況です。

 

また会合費の1件あたりの支出額は1万5000~4万1220円となっており、複数人が参加したことがうかがえます。地元の有権者に飲食を提供した場合、公職選挙法違反(買収)にあたる疑いも出てきます。

 

本紙は杉田氏に、これらを同会が使用した根拠を示すように求めましたが、回答はありませんでした。

 

 

2024年4月18日付「しんぶん赤旗」より

 

 

杉田氏は比例区選出の衆院議員なのですが、こうした会合も公職選挙法違反になるのでしょうか。小選挙区から当選して、そこの住民であったら当然ですが。ただ安倍氏が暗殺された直後に補選が行われることが決定しましたが、一時、杉田氏が安倍氏の地盤を引き継いで立候補するのではないかと言われたことがありました。

 

本人は防府市を地盤として選挙区から当選したいと思っているでしょうが、地元に縁のない杉田氏が当選できるのでしょうか。当選しないで欲しいです。しかし安倍氏が後ろ盾であったことが丸わかりです。

 

出身地の兵庫県西宮市を含む小選挙区から立候補したらいいのです。西宮市は関西圏です。だからこそ「日本で解決できていない重大な差別事象」については熟知しているはずです。それに対しては一言もブログやXに書き込まないことは、この問題について熟知していると思います。

 

相変わらず「しんぶん赤旗」の取材や質問はスルーしているようです。よほど知られたらまずいことがあるようです。メディアを選別して、このメディアには丁寧に答える、あのメディアには答えない、これは昔から独裁者がよく使う手法です。