日本文化人類学会は2日までに、アイヌ民族に対するこれまでの研究姿勢を反省し、謝罪の意を表する声明を出しました。北海道アイヌ協会によると、国内外の学会がアイヌ民族に謝罪するのは初めてといいます。

 

アイヌ民族を巡っては、研究目的で遺骨が掘り起こされ、2010年代に返還を求める訴訟が相次ぎました。

 

同学会は声明で、「過去に犯した研究至上主義の過ちは決して清算されうるものではない」と言及。「アイヌ民族の方々に対する過去の研究姿勢を改めて真摯(しんし)に反省し、心から謝罪の意を表明する」としました。

 

 

2024年4月4日付「しんぶん赤旗」より

 

 

北海道の現状はよくは知らないのですが、現在でもアイヌに対する民族差別は残っているのでしょう。

 

また、現在はロシア領になっていますが、旧樺太の居住者でシベリア極東が本来の生活圏で、たまたま敗戦時に北海道に住んでいて、かつての生活圏に帰ることのできなくなったニブチ人やブリヤート人が、少数ですが北海道で生活していると聞いた事があります。なお私は「北海道には部落差別はない」という見解に否定的です。日本人がすむ所には、必ずこの「部落差別」はあると考えています。