【台北=時事】台湾中央気象局によると、3日午前7時58分(日本時間8時58分)ごろ、台湾東部沿岸を震源とするマグニチュード(M)7・9の地震が発生しました。震源に近く、震度6強を観測した東部・花蓮で9人が死亡し、各地で計934人の負傷者確認されました。被害は拡大可能性があります。

 

中央気象庁は記者会見で、2400人以上の死者を出した1999年以来「最大規模」の地震だと説明。今回の揺れが本地震とみられるが、3~4日以内に大きな余震が起こる可能性があると指摘しました。

 

花蓮ではビル2階が傾き、一部倒壊。このうち8階建てのビルからは警察や消防により22人が救出されましたが、1人が地下に閉じ込められており、救出作業が続いています。

 

台北では通勤や通学時間帯の地下鉄が緊急停止し、高速鉄道(台湾新幹線)も一部が遅延、運休となりました。南部・台南では、水道管の破裂で道路が冠水する被害が出ています。

 

 

2024年4月4日付「しんぶん赤旗」より

 

 

人的な被害が意外に少なかったのが救いです。台湾もフィリピンプレートが地下に潜り込んでいるそうです。必然的に地震が多発することになります。