昨年4月から大阪市の人口島・夢洲(ゆめしま)で開催予定の大阪・関西万博の会場建設現場で28日、埋め立てられた廃棄物から発生した可燃性ガスによる爆発事故が起きました。可燃性ガスは発生し続けており、市民からは「恐れていたことが起こった。危険な万博は直ちに中止を」との声が上がっています。

 

事故が起きたのは「グリーンワールド(GW)工区」の屋外イベント広場横のトイレ1階。溶接作業による火花が廃刊ピット(空間)内にたまった可燃性ガスに引火し爆発、1階床が破損しました。

 

同工区のある夢洲1区は廃棄物の処分場で、地下にはメタンガスなどの可燃性ガスのほかダイオキシンなど有害物質が大量に埋まっています。可燃性ガスを放出する菅は、市民団体が確認しただけでも79本に上ります。

 

日本共産党は2022年11月に山下芳生副委員長らが現地を調査し、まともな土壌調査もなく、市民を危険にさらす万博・カジノは中止すべきだと国会でも追及してきました。

 

しかし、万博協会はガス抜き菅の出口の付け替えだけで建設工事を推進。政府も「開催は危険だと認識していない」(自見英子万博相)と容認してきましたが、今回の事故で危険性が露呈しました。

 

万博協会は会場の他の区域は「建設残土などであり可燃性ガスは発生はない」としていますが、メタンガスは夢洲他区の地下鉄工事でも見つかり、大規模な対策工事を余儀なくされています。

 

夢洲での万博・カジノ建設計画は、吉村洋文府知事ら維新の会主導で進められてきました。万博協会や府市は速やかな工事再開を図りたい構えです。現場の総点検や作業労働者の安全確保策なども示されていません。「おおさか市民ネットワーク」の藤永延代さんは「私たちが危険だと言ってきたことが次々と現実になっている。人身・大事故があってからでは遅い。万博・カジノは即時中止すべきだ」と訴えます。

 

 

2024年3月31日付「しんぶん赤旗」より

 

 

夢洲(ゆめしま)とはよくも言ったものです。現実には地下には危険物がたくさん存在していることが明らかになってしまいました。やはり万博は中止すべきです。