宇宙事業会社「スペースワン」(東京)は13日、和歌山県岸本町の自社発射場から小型ロケット「カイロス」の初号機を打ち上げました。ロケットは直後に、自律的な判断による中断措置で爆発し、打ち上げは失敗しました。豊田正和社長らが同県那智勝浦町で記者会見し、原因究明を進めると述べました。

 

カイロスは、小型衛星の商業打ち上げを目指したキヤノン電子やIHIエアロスペースなどの民間企業が出資してキヤノン電子やIHIエアロスペースなどの民間企業が出資して設立されたスペースワンが開発を進めているロケット。初号機には、政府の情報収集衛星(軍事スパイ衛星)に不足の事態が発生した際に一定期間代替するための小型衛星を搭載していました。

 

午前11時すぎに打ち上げられたロケットは、上昇を始めてわずか5秒後に突然爆発し、機体の一部が落下して炎上しました。ロケットには、不具合を検知した場合、自らの判断で中断する機能が備えられており、同社は記者会見で、今回、その機能が働いたと説明しました。

 

ただ、どのような不具合があったかは不明で、今後の調査で原因を究明したいと述べるにとどまりました。火災は沈下し、敷地外への影響や人的被害はなかったとしています。

 

豊田社長は会見で、原因が究明され、再発防止策を整えることが先決だとしたうえで、2020年代中に年間20機の打ち上げを目指す計画に変わりがないとも述べました。

 

人工衛星を搭載した民間単独開発のロケット打ち上げは、成功していれば国内初でした。

 

 

2024年3月14日付「しんぶん赤旗」より

 

 

ニュースで見ましたが、発射直後の爆発でした。この段階で爆発するとは、よほど基礎的な部分の呼称ではないかと思われます。

 

軍事スパイ衛星の機能を持ち、政府の軍事スパイ衛星に代る機能を備えているならば、この件に関して国から補助金が下りている可能性があります。