札幌市や旭川市でのヘイトデモに反対する市民でつくる「CPAC NORTH」は10日、札幌市で日本会議北海道本部が主催する「アイヌ問題」シンポジウムの会場前で抗議のアクションを行いました。

 

同シンポジウムは公益社団法人北海道アイヌ協会が入っている施設で行われ、プロフィールに「アイヌ先住民族と弊害事象」「科学的アイヌ先住民族否定論」などと掲載するパネリストが出演するもの。抗議行動の主催者は「入植植民地化の歴史を否認し、積極的差別是正策や先住権を特権だと言い換え」る集会と批判し、抗議への参加を呼びかけました。

 

およそ30人の市民が集まり「アイヌ差別は違法」と書いた横断幕や、「アイヌヘイト講演会に抗議する」「アイヌ民族否定論はヘイトスピーチです」「差別に協力するな」などのプラカードを掲げてアピールしました。

 

 

2024年3月11日付「しんぶん赤旗」より

 

 

ここのところ、本間奈々氏や杉田水脈氏によるアイヌ民族に関連した差別投稿が続きました。この日本会議のシンポジウムと関係があるのかも知れません。しかし歴史修正主義者団体でで、なおかつ民族差別排外主義団体でもある日本会議が主催するシンポジウムなら、大体の内容が想像できるというものです。

 

再度「ネット右翼のマドンナ」杉田水脈氏によるアイヌ民族に対する差別投稿を徹底糾弾します!現代の日本でこれほどの差別者は珍しいといえます。しかし杉田氏は、現代日本が抱える「大きな差別問題」やその運動団体に関しては、一言も差別発言を行っていません。このことは逆に彼女が「大きな差別問題」について熟知していることを示しているといえます。もともとこの差別が根強く残る関西の出身者のようですから、少中高生のとき、この問題について学校で教えられたと思います。

 

アイヌ民族は日本の少数民族として、国連でも認められているのです。そのことに敢えて反対するのであれば、他国の少数民族・先住民族問題についても鈍感であることが想像できます。ネイティブアメリカンやアポリジニー、ロマなどに関してもです。