「教団側がいろいろな材料を持っている。小出しにしいて揺さぶっているのではないか」ー。盛山正仁文部科学相の7日の参院予算委員会での答弁です。新たに゛小出し゛にされた材料の一つが、盛山氏のものとされる署名が入った統一協会(世界平和統一家庭連合)側との「推薦確認書」の写真でした。

 

これまで盛山氏は、2021年総選挙のさいに協会側との推薦確認書に署名し、選挙支援を受けたと報じられてきましたが、いずれも「記憶にない」「確認できなかった」と否定してきました。

 

ところが、6日付「旭」が署名入りの推薦確認書の写真を報道。7日の参院予算委で追及された同氏は、「正直記憶にない」としながら「推薦確認書に署名したのではないかと考えられる。私の署名に似ている」と渋々認めたのです。また、統一協会のダミー団体が22年3月に開いた総会で団体を称賛するあいさつをしたさいの動画まで複数の民放テレビ局で報じられました。

 

それでも岸田文雄首相は7日の参院予算委で「引き続き職責を果たしてもらいたい」と改めて更迭を拒否しました。

 

文科省は7日、解散命令請求された宗教法人の資産の流出を防止する特例法に基づき統一協会を試算監視の対象とする「指定宗教法人」に指定しました。しかし、財産の隠匿や散逸の恐れなどがある場合の「特別指定宗教法人」には指定しませんでした。

 

問題なのは、盛山氏が言うような、協会側に゛いろいろな材料゛を握られ、゛揺さぶられ゛ている人物が、解散命令請求や「指定宗教法人」指定を所管すり文科相の地位にある以上な実態です。これらの手続きにあたる文科省には一点の曇りもあってはならず、盛山氏は当然辞めさせなければなりません。

 

岸田首相自身も点ダミー団体゛トップとの面会写真が報じられるなど、協会側が握る゛材料゛で湯さびられています。この期に及んでも盛山氏を辞めさせられない岸田首相の゛立場゛が厳しく問われることになります。(林信誠)

 

 

2024年3月1x0日付「しんぶん赤旗」より

 

 

盛山氏は完全に協会側に弱みを握られているようです。どうして岸田首相は盛山氏を更迭できないのでしょうか。これは岸田氏自身が協会側に弱みを握られていると考えざるを得ません。