イスラエルによるパレスチナ・ガザ築への攻撃の即時停止を求めて4日、東京都千代田区のイスラエル大使館前で、緊急行動が取り組まれました。主催は総がかり行動実行委員会などが参加する「パレスチナに平和を!緊急行動」。「日本政府は米国・イスラエルに加担するな」「世界は見ているイスラエル」などと書かれたプラカードを持った400人の参加者(主催者発表)は「子どもを殺すな」「@爆撃やめろ」と声を上げました。

 

主催者あいさつした「パレスチナに平和を!緊急行動」の高田健さんは、ガザ地区南部ラファに押し込められた100万人を超える人々への連帯を示したいと強調。「全世界で市民が立ち上がっている。ラファへの攻撃とこれ以上のジェノサイド(集団殺害)を許してはならない」と訴えました。

 

全労連の小畑雅子議長は「平和憲法を持つ日本が即時停戦を申し入れられないことに怒っている」と強調。戦争させない1000人委員会の田中直樹さんは「日本政府は米国追従ではなく攻撃の中止を働きかけるべきだ」と話しました。

 

東京都の男性(70代)は「飢えて子どもが亡くなるほどの悲惨な状況だが、それに西欧諸国も加担している。若者が立ち上がっているのは希望だ」と話しました。

 

東京都東久留米市のリ・ヨハンさんは「まずは停戦が第一歩だ。占領が終わるまで連帯を続ける」と語りました。

 

 

2024年3月5日付「しんぶん赤旗」より

 

 

第2次世界大戦中にはナチス・ドイツによるホロコーストを経験しながら、パレスチナ人に対してはこのようなジェノサイドを実行するユダヤ人国家のイスラエルとは、一体何なのでしょうか。まさか「我々には復讐する権利がある」と考えているのでしょうか。これは「歴史の皮肉」と呼んでいい例だと思います。