1985年から続く「四国こんぴら歌舞伎大芝居」。コロナ禍で中断していましたが4月に再開します。2月20日、出演者らが東京都内で会見し、再開の喜びを語りました。

 

「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、現存する日本最古の芝居小屋(1835年建立)である国指定重要文化財の「旧金毘羅大芝居(香川県琴平町、通称金丸座)で毎年4月に行われ、春の風物詩として親しまれてきました。2022年に耐震工事を終えてのこけら落とし公演です。

 

今回上演されるのは第一部「沼津」「羽衣」と第二部「松竹梅湯島掛額」(しょうちくばいゆしまかけがく)「教草吉原雀」(おしえぐさよしわらすずめ)。出演する松本幸四郎さんは前回の2020年、襲名披露を行う予定でした。「こんぴら歌舞伎の復活をありがたく思っています。大改修後のこけら落としという新たな始まりに参加できてうれしい。金丸座を生かした、この小屋でなければできないことを試したい」と意欲を見せています。

 

片岡英樹・琴平町長は「当たり前に春にあった公演を、改めて大事だと感じた5年間でした。観光業、ホテルやお土産屋など、町の風景も変わっていると思います。こんぴら歌舞伎でしか味わえない、江戸時代の歌舞伎の空気を感じて欲しい」と語りました。

 

*4月5~21日。出演は松本幸四郎、中村雀右衛門(じゃくえもん)、中村鴈治郎(がんじろう)ほか。☏0570ー(000)489(チケットホン松竹)

 

 

2024円3月3日付「しんぶん赤旗」より

 

 

紹介されているように、このイベントは1985年から恥まりました。この時は4月でない、6月の開催で2日半の短期の公演でした。この時は町職員だけで運営しました。私はこの時はカメラ撮影を担当しました。この時のこと知っている町職員はほとんどいなくなりました。

 

この金毘羅大芝居は現在の場所に移転・再建される前には、今住んでいる私の実家のすぐ北側のありました。1950年頃から1970年頃までは、映画館としても使われていました。

 

それ以降、次第協力団体が増えてきて、琴平町商工会青年部や善通寺市にある四国学院大学の学生さんも来るように、手伝いにボランティアで参加するようになりました。聞くところによると、四国学院では、このイベントの手伝いにボランティア参加すると、単位をもらえるそうです。

 

芝居小屋の中でパンフレットの販売をしましたが、目の前を市川海老蔵(現・団十郎)が言ったり来たりしていました。

 

今年の出し物は演目から考えて、「かけすじ」が使用されるのではないかと思われます。おそらく「羽衣」で使用されると想像します。金毘羅大芝居内につくられた、俳優を吊り下げて空中を動かすことのために、かつての江戸時代の芝居小屋で使用されていたものです。再現した時の主管課長は私でした。