日本共産党の田村智子委員長は30日、国会内で記者会見し、同日の岸田文雄首相の施政方針演説への受け止めについて、「国民の怒りや苦しみを全く理解していまい。国民の声に応える心がないから、政策も空疎だ」と批判し、徹底論戦でただしてていきたい」と述べました。

 

田村氏は、能登半島地震の被災地にいまだに十分な救援物資が届かず、ビニールハウスで自主避難する人もおり、焦燥感が高まっていると指摘。ところが岸田首相の演説では、従来政策をまとめた「パッケージ」を示しただけで「これでは必ず助けるというメッセージにもならない。」と述べ、さらに被災地を訪問した所感は新しい技術を誇るもので、「甚大な災害が起きた直後に、これほど冷たい演説が行われることに怒りを禁じ得ない」と強調しました。

 

自民党派閥による裏金事件については、岸田首相が真相究明すると表明すると表明したかったとして、「今回の事態が、民主主義にとって許されない問題だということが分かっていない」と指摘。「人ごとの姿勢で、国民の怒りが収まるはずがない」と批判し、証人喚問による証人喚問が必要だと強調しました。

 

 

2024年1月31日付「しんぶん赤旗」より

 

 

岸田首相の施政方針演説をNHK・TVで聞いていましたが、全般に「突き放したような冷たさ」を感じました。これでは国民に心が伝わらないと思います。

 

宏池会も「宗旨替え」して安倍イズムに染まったようです。とりわけ「憲法改定」について述べた部分についてそう感じました。もはや自民党内には「憲法改定に慎重な勢力」はいなくなったのでしょう。恐ろしいことです。