立憲民主党の小西洋之参院議員は29日、参院予算委員会で自民党派閥の裏金問題をめぐり、東京地検特捜部の捜査の結果、最終的に派閥幹部らが立件できなかったことを念頭に「検察が権力に屈してしまったののだと思う」と指摘した。

 

小西氏は、起訴された議員らが限定的だったことに触れ、「大山名号してねずみ1匹」、亡くなった方のせいにする。死人に口なし、繰り返されたとかげのしっぽ切りで、長年、忠節をもって働いてこられた方々や秘書や派閥の会計責任者だけが起訴され、政治家は起訴されなかった。目を覆うような事態だ」と指摘。「なぜそうなったのか。検察が権力に屈したんだと思うが、まだ事態は動いている。岸田総理の手で事件の深層を葬り、受けるべき派閥脱税にお墨付きの処罰を受けず、納税の義務を回避し、脱税にお墨付きを与えようとしている」とも指摘した。

 

 

2024年1月30日付「しんぶん赤旗」より

 

 

安倍派幹部を立件できなかったことは、あきらかに検察の敗北と言わねばなりません。それが権力に屈した結果なのか考察する必要があります。もしも権力に屈した結果ならば、この国の行政府は肥大化してモンスター化していると言えます。