自民党内の有志の議員連盟「政治(まつりごと)変革会議」が22日、国会内で発足会を開きました。参加議員から「派閥全敗」の声が上がる一方で、今後も存続する方針の麻生派も含む各派閥の所属議員らが参加。政党や議員による政治資金パーティーは温存する方向で、政治腐敗の温床となっている企業・団体献金に切り込まないなど、早くも゛掛け声倒れ゛の様相を呈しています。

 

議連代表には青山繁晴参院議員(無派閥)が就き、衆参15人の議員が名を連ねました。青山氏は発足会後の記者会見で「常識ならざることを推進してきた派閥を全部廃止してから立て直さないと、国民が理解できる政党に脱皮できない」などと語りました。

 

無派閥の和田政宗参院議員らのほか、岸田派の石橋林太郎衆院議員や二階派の大岡敏孝衆院議員、谷垣グループの中谷元・元防衛相らも参加。麻生太郎副総裁が派閥存続の意向を示している麻生派からは、務台俊介衆院議員がメンバーとなりました。

 

 

 

2024年1月23日付「しんぶん赤旗」より

 

 

自民党の無派閥議員も含めた「政治変革会議」という新たな「派閥」が結成されたということなのでしょう。

 

しかしこの「政治変革会議」も所詮は自民党所属議員だということです。このままだと自民党は真っ二つに分かれることになります。