自民党の杉田水脈衆院議員は、山口市内で21日までに行われた年頭記者会見で、アイヌや在日コリアンを侮辱した自身の非人道的な投稿に関し「差別するつもりは一切ない」と改めて正当化を図った。「とことん傷ついていないのであれば、謝罪は必要ないのではないか」とも述べ、謝罪表明が口先だけだったこともしおわせた。当事者らの間で「レイシズムをあおる挑発的な態度で看過できない」との批判が広がる。

 

記者会見は15日、札幌、大阪の両法務局による人権侵犯認定が明るみに出た昨年以降、杉田氏が会見に臨むのは初めて。投稿は「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」といった文言が含まれるが、杉田氏は会見で自分に差別意識はないとの持論を展開。自身の人権感覚について「ごく一般の方々同じだと自負している」と主張した。法務局から意見調子されずに人権侵犯を認定されたとして「理不尽」だと訴えた。

 

また「傷ついた方がいらっしゃるのであれば謝罪し削除すると申し上げた」と説明し、おわびと投稿削除も条件付きだったことを説明した。

 

 

2024年1月21日付「共同通信ニュース」電子版より

 

 

この人物は筋金入りの差別者です。よくも「自分に差別意識はない」などと自己規定できるとは、何も分かっていないということです。差別意識があるかどうかは本人が決めるものではなく、他者が認定するものだと思います。

 

この共同通信の記事も相当怒って、あるいはあきれていることが記事の表現から伝わってきます。

 

しかしこの人物は差別について、本当はよく理解しているのではないかと思える節があります。なぜなら「日本が抱える日本独自の深刻な差別事象」について、一言も語っていないからです。その被差別者に対して差別発言、差別投稿などをすればどういうことになるか、よく理解しているように思えるのです。

 

いずれにせよ「比例中国ブロック第1位」にしてくれた、後ろ盾の人物は冥界に行きました。今度の衆院選ではどうなるか、注目です。