自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティー収入を巡る裏金事件で、東京地検特捜部は7日、政治資金収支報告書に約4800万円の虚偽記載をしたとする政治資金規正法違反容疑で、衆院議員の池田佳隆容疑者(57)=比例東海、当選4階=と、会計責任者で政策秘書の柿沢和宏容疑者(45)を逮捕しました。特捜部は認否を明らかにしていません。

 

この危険で逮捕者が出るのは初めて、「しんぶん赤旗」日曜版の特報がきっかけとなり、政界を揺るがしている政治とカネの問題は、現職国会議員が逮捕される事態に発展しました。自民党は同日、池田容疑者を除名しました。

 

池田容疑者の逮捕容疑は、柿沼容疑者と共謀し、資金管理団体の2018~22年分の収支報告書で派閥から還流を受けた計4800万円を収入に含めず、過少に申告した疑い。

 

池田容疑者が還流を受けた金額は所属議員の中でも特に多いとされています。同容疑者は昨年12月8日付で20~22年分の収支報告書を訂正。安倍派からの寄付額が計約3200万円増えたほか、20年の収支報告書には収入の「前年からの繰越金」として約1600万円が追加されました。

 

収支報告書は会計責任者である柿沢容疑者に作成義務がありますが、特捜部は池田容疑者が不記載などについて具体的に把握しており、共謀に問えると判断しました。

 

特捜部はこれまで池田容疑者から任意で事情聴取し、昨年12月27日には衆院議員会館や地元名古屋の事務所などを捜索していました。

 

 

2024年1月8日付「しんぶん赤旗」より

 

 

間違っても特捜部は仮釈放などをしてはいけません。なぜなら証拠隠滅をする可能性がありますから。

 

所得税の修正申告もしなければなりません。いずれ税務署が主(あるじ)不在の事務所や自宅に捜査に入るでしょう。延滞金や

加算税、重加算税が課税されるでしょう。特捜部と連絡を取っているかも知れません。