2006年度末の読書記録① | 高等遊民のブログ

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ワタシ・・・いったいなんなんだろう?

年賀を頂いた方にはおくればせながらお礼を言います『ありがとう』
また記事の更新もしていないのにたびたび訪れられたかたにも『ありがとう』

さて昨年10月末の記事から滞っている。
11月から読んだ本の整理のためにも読後感想を書いておく。

○『生命の多様性』<〈上〉〈下〉 (岩波現代文庫)
エドワード・O. ウィルソン (著), 大貫 昌子 (翻訳), 牧野 俊一 (翻訳)価格¥ 1,260 (税込)

何度か紹介している『知の挑戦』の著者。
専門は社会性昆虫とくにアリで著名な生物学者。
社会生物学論争を巻き起こし、有名な講演会の席上でコップの水をかけられたその本人。
原著は1992年出版されている。
「生物多様性(biodiversity)」という言葉は著者が1986年に開かれた米学術研究会主催の第一回生物学的多様性のフォーラムの報告書で最初に用いたものだそうです。
今日本でも公共工事に伴う環境破壊が問題になっているが、運動家(反対&推進両派)にしても政策決定者にしても発言者は最低読んでおく必要のある生物多様性の入門書であるように思う。
またヒトを含め種とは何か?を考えるうえでも参考になる。

○『街場の現代思想 』(単行本) 内田 樹 (著)¥ 1,470 ( 税込)
http://www.amazon.co.jp/%E8%A1%97%E5%A0%B4%E3%81%AE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%80%9D%E6%83%B3-%E5%86%85%E7%94%B0-%E6%A8%B9/dp/4757140754/sr=11-1/qid=1168312482/ref=sr_11_1/250-7815398-9370634

内田氏はレヴィナスなどの思想家の研究者らしいが、最近良く耳にする。
一応読んでおこうと買った本。

個人的には特に目新しさは無かったが、常識的な人は、こういう見方あるとのでは?と言う意味では読んでも面白いかも。

―敬語について―
「敬語」というのは「自分に災いをもたらすかもしれないもの」、権力をもつもの(その極端な例が鬼神や皇帝だ)と関係しないではすまされない局面で、「身体をよじって」、相手からの直接攻撃をやり過ごすための戦略だ。
とあるが生物学的に言うと「後生則」ですね。以前にも書いたが、ボスサルに対してのうなだれる、目をそむけるなどの行為と同じモノです。

―「負け犬」は21世紀のランティエ―
彼女たちを21世紀のランティエと持ち上げているが、そうだろうか?
彼女たちは、今のキャリアを持続するためには常に動いておかなければならないし、確かに「勝ち犬」に比べ自由な時間と、経済力はあるかもしれないが、暇な時間にすることといえば、ブランド物に、安易な癒し、お仕着せの文化、要は与えられた既成の価値観の中での消費に過ぎない。
こういった中から『ランティエたちこそヨーロッパにおける近代文化の創造者であり、批判者であり、享受者』になりうるのか?疑問です。

つづく

(参考)ランティエ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランティエ(フランス語"Rentier"から)とは、資産運用もしくは土地賃貸から受ける定期的な支払いで生計を立てている人間のことである。この名称は、内容的には、また言葉の上ではドイツ語のレントナー"Rentner"(「年金生活者」)と似ているが、年金生活者は(ドイツ連邦共和国での用法によれば)原則として国家による公的年金制度から支払いの大部分を受けており、私的な所得からは殆どもしくはまったく支払いを受けていない、という違いがある。

ワタシ自身、自身をフリーターと自称するときもありある意味実践している。
週4日は月給(どちらかと言うと年俸)で1日は時給制で働いている。この働いているのも楽しみ半分、稼ぐの半分。
ヤフーのアドレスはyouming3(遊民)を用いておりヨットの名前も遊民⇒遊民Ⅱ⇒遊民Ⅲ^^
ランティエ=高等遊民であり、出来ればそうありたいと願っている。

NEETはある意味ランティエ、高等遊民になる要素があるのだが・・・・